インポートの手順 Step.4

カードデータを修正・追記して再度インポートする

1度インポートしたCSVファイルのデータの一部を修正したり追記した上で、再度アプリに取り込みたい場合があります。この場合、再度インポート処理した際に1回目と同じように全てのデータが新規カードとして取り込まれてしまうと同じ内容(例えば単語帳の場合は同じ単語カード)のカードが増えてしまうことになりますので、すでに取り込んでいる内容のカードは新しいカードとしてではなく、登録済みのカードの内容を修正する動作になるべきです。ここではその方法を説明します。

1.表計算ソフトでカードデータの一部を修正・追記する

まずは表計算ソフトでカードデータを記載したファイルを開き、修正・追記します。
ここでは例題として作成したカードの2枚目、3枚目の情報を修正し、4枚目のカードを新たに追記するものとして説明します。

1枚目のカード

1枚目のカードは修正なし、元のデータ(下記)のままとします。

  • タイトル
    • 1
  • 質問文
    • word
  • 解答文
    • 単語
  • ヒント・メモ
    • (入力なし)
  • 星の数
    • 3つ

2枚目のカード

2枚目のカードは解答文に追記(赤字部分)します。

  • タイトル
    • 2
  • 質問文
    • apple
  • 解答文
    • りんご
    • iOSを開発した会社の名前
  • ヒント・メモ
    • An apple a day keeps the doctor away.
    • (ことわざ)1日にりんご1個で医者いらず
  • 星の数
    • 4つ

3枚目のカード

3枚目のカードは質問文、解答文、ヒントの内容を赤字部分のように変更します。

  • タイトル
    • 3
  • 質問文
    • memorize
    • memorization
  • 解答文
    • 暗記する
    • 記憶する
    • 暗記
    • 記憶
  • ヒント・メモ
    • 動詞
    • 名詞
  • 星の数
    • 5つ

4枚目のカード

新たに4枚目のカードを追記します。

  • タイトル
    • 4
  • 質問文
    • success
  • 解答文
    • 成功・合格
  • ヒント・メモ
    • I wish you success.
    • ご成功をお祈りいたします。
  • 星の数
    • 3つ

例題の変更点を表計算ソフトで修正・追記します。
 

元の表

赤枠内を修正・追記した

2.CSVファイル形式で保存する

インポートの手順Step.1CSVファイル形式で保存すると同様にCSV形式で保存します。(Step.1とは別のファイル名を付けることをお勧めします)

CSVファイル形式で保存する

3.アプリ内にファイルを移動する

インポートの手順Step2と同様にアプリ内に今回作成したCSVファイルをクラウドストレージ介して本アプリ内に移動してください。

作成したCSVファイルを本アプリ内に移動する

4.インポートの設定を行う

インポートの設定Step.3 アプリでインポートの操作をすると同様にインポートの設定画面を表示してください。
すでに1度インポートしたカードデータを含んだCSVファイルを再度インポートしますので、設定方法がStep3の場合と異なりタイトルの重複チェックを有効にします。
 

  • ・インポートするファイルの形式
    • CSV形式を選択してください。TSV形式で保存した場合はTSV形式を選択してください。
  • ・テキストエンコーディング
    • UTF8を選択してください。そのほかのテキストエンコーディングを選択してファイルを生成した場合はそのエンコーディングを選択してください。
  • ・タイトルの重複チェック
    • 重複チェックを有効(スイッチオン)にしてください。また、重複を検出した時の動作を「上書きする」にします。これによりタイトルが同じカードに対し、インポートファイル側の情報で登録済みの情報を上書きします。タイトルが一致するカードがない場合は新規カードとして登録します。

 

インポートの設定を行う(タイトル重複チェックを有効にする)

 
 

重複を検出した時の動作

上書きする

登録済みのカードデータをインポート側のデータで上書きします。

インポートファイル側のカードデータを優先扱いにする設定です。

重複しなかったインポート側のデータは新規カードとして登録します。

取込まない

登録済みのカードデータをそのままにし、インポート側のデータは無視します。

登録済みのカードデータを優先扱いにする設定です。

重複しなかったインポート側のデータは新規カードとして登録します。

5.インポートを実行する

インポートの手順Step4 - 4.対象のCSVファイルをタップしてインポートを実行すると同様にアプリ内ファイル一覧に表示されているCSVファイルをタップしてインポートを実行してください。
今回の例題(単語データ)の場合、新規追加1件(カード4)、上書き更新3件(カード1・カード2・カード3)になります。
 

インポートを実行した

 
下図のようにタイトル重複チェックをオンにして実施した結果、タイトルが重複するカード1〜カード3は修正・追記して作成したCSVファイルの情報で上書き更新され、タイトルが重複しないカード4は新規登録されています。

インポートの結果